


神山高校に入学した折木奉太郎は、「やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことなら手短に」がモットーの省エネ人間だが、この高校のOGの姉の勧め(脅迫)で≪古典部≫に入部し、折木はそこで同級生の干反田えるに出会う。
彼女の好奇心は、日常のあらゆる疑問に向けられ、巻き込まれた折木の省エネ主義は早くも崩れ去っていく。
そんな干反田の疑問を解決し続けていたある日、折木は干反田に失踪中の叔父についての相談を持ちかけられる。
それは、≪古典部≫が代々発行している文集『氷菓』に関わりのあるものだった。
文集『氷菓』に隠された本当の意味とは。
現在6作目まで発行されている≪古典部≫シリーズの1作目となる本作品。
高校が舞台の小説といえば、爽やかで、甘酸っぱい青春譚だと思っていました。
この『氷菓』を読むまでは。
実際この『氷菓』を読み進めると、私の思い込みとは大きく違い、かなり地味な感じを受けました。
主人公も、舞台となる≪古典部≫も、主人公達が解き明かす謎も、決して派手なものではありません。
しかし、派手ではないからこそこの作品の世界観が、よりリアルな『日常』として伝わってきます。
思わずくすりと笑ってしまう場面が、テンポよく散りばめられていて、あっという間に読み進められてしまいます。
≪古典部≫シリーズは、2012年にアニメ化され、昨年最新刊が発売となり、さらに今年実写映画化が予定されている大人気作品です。
ぜひ、この機会に『氷菓』をお読み頂き、このシリーズのファンになって下さい。
文/
戸塚モディ店・YY
それは、≪古典部≫が代々発行している文集『氷菓』に関わりのあるものだった。
文集『氷菓』に隠された本当の意味とは。
現在6作目まで発行されている≪古典部≫シリーズの1作目となる本作品。
高校が舞台の小説といえば、爽やかで、甘酸っぱい青春譚だと思っていました。
この『氷菓』を読むまでは。
実際この『氷菓』を読み進めると、私の思い込みとは大きく違い、かなり地味な感じを受けました。
主人公も、舞台となる≪古典部≫も、主人公達が解き明かす謎も、決して派手なものではありません。
しかし、派手ではないからこそこの作品の世界観が、よりリアルな『日常』として伝わってきます。
思わずくすりと笑ってしまう場面が、テンポよく散りばめられていて、あっという間に読み進められてしまいます。
≪古典部≫シリーズは、2012年にアニメ化され、昨年最新刊が発売となり、さらに今年実写映画化が予定されている大人気作品です。
ぜひ、この機会に『氷菓』をお読み頂き、このシリーズのファンになって下さい。
文/

