無題『彼方の友へ』/伊吹有喜/実業之日本社/1,700円+税外部リンク 
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何年も前になりますが、中原淳一展を観に行った時のことを思い出しました。
目の前の笑顔のおしゃれな女の子のイラストは戦中に書かれたもので、
何故このようなかわいい絵を戦中に描き続けていられたのか不思議でなりませんでした。
そのこともあり、この本を読んでみました。

今も昔も戦争時でも、少女はかわいらしく夢を持って生きている事実を実感しました。
戦時下の東京で、少女雑誌編集の道を歩む女性の思いがとても印象に残る作品です。

文/ ららぽーと海老名店・TA


『彼方の友へ』は第158回直木賞の候補作です。
ノミネート作品を受賞予想の鼎談形式で語る当ブログの記事「第158回 直木賞大予想!」内でも、『彼方の友へ』をご紹介しています。

直木賞は門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』が受賞しましたが、(おめでとうございます!!)
『彼方の友へ』は鼎談に参加した架空書店員に「(受賞予想が)たとえハズれても、この作品を本命に推さないと後悔すると思った」と言われた一冊。
ぜひお手に取ってくださいませ。

(本の泉スタッフM)
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