


子供服メーカーの社員と元恋人
両親の離婚の危機に悩む少年
人生の選択肢がなかったチンピラの悪役達
その周りをとりまく登場人物の思いが紡ぎあう
クリスマスの心温まる愛のお話
父親のDVにより不幸な生い立ちを背負ってきた主人公
育ってきた環境の違いに苦しみ、元恋人に言い放つ
「辞書が違う」というセリフが印象的でした。
何よりグッときたのは、両親に仲直りしてもらいたくて
子どもながらに大人の事情を察し気を使う少年の姿。
揺れ動く心情が丁寧に描かれていて、思わずうるっとしてしまいました...。
全てがハッピーではないけれど、
有川さんらしくスッキリと気持ちいいラストでした!
ちょっと時期外れですが気にせず読めます(笑)
文/ 錦糸町テルミナ店・MM
