


「なに、なに! 一体どういうこと!」
家族に勧められて、内容を知らずに読みはじめた物語。
冒頭から驚きです。
失恋をして「自分が自分でないものになりたい」と願った15歳の主人公が、ランプの精になって目覚めます。
いきなりの展開に冒頭の台詞が頭を席巻しました。
物語はそんなわたしを尻目につづきます。
ランプの精になった主人公は、目覚めたときに居合わせた青年といっしょに旅をはじめます。
ランプの精なのに魔法をロクに使いこなせない主人公。
一生懸命に魔法の練習をするところなど、ほんとうに主人公なのか?と疑いたくなります。
さらに、やる事もおっちょこちょいで、魔法で透明になったのはいいけど軽すぎて風に飛ばされてしまったり、鳩にされて死にそうになったり。
設定が少女だけあってわが家の娘とダブって親近感がわいてきました。
魔法のランプ、海、王子、冒険と盛り沢山の要素があり、
荻原規子さんのつくるアラビアンナイトストーリーとでも言えそうです。
さてタイトルの「王国のかぎ」とは?
主人公がこの世界にやって来たのは一体何故か?
ぜひこの物語の世界へ行って一緒になぞを追いかけて下さい。
ファンの皆様からすれば「さすが萩原規子さん!」。
その初期作品である事で著者の世界観がギュッとつまっています。
そしてファンのかたのみならず、
これから著者の作品を読もうと思っていらっしゃる方にも
この素晴らしい世界をおすすめします。
文/
シャポー市川店・A.T
いきなりの展開に冒頭の台詞が頭を席巻しました。
物語はそんなわたしを尻目につづきます。
ランプの精になった主人公は、目覚めたときに居合わせた青年といっしょに旅をはじめます。
ランプの精なのに魔法をロクに使いこなせない主人公。
一生懸命に魔法の練習をするところなど、ほんとうに主人公なのか?と疑いたくなります。
さらに、やる事もおっちょこちょいで、魔法で透明になったのはいいけど軽すぎて風に飛ばされてしまったり、鳩にされて死にそうになったり。
設定が少女だけあってわが家の娘とダブって親近感がわいてきました。
魔法のランプ、海、王子、冒険と盛り沢山の要素があり、
荻原規子さんのつくるアラビアンナイトストーリーとでも言えそうです。
さてタイトルの「王国のかぎ」とは?
主人公がこの世界にやって来たのは一体何故か?
ぜひこの物語の世界へ行って一緒になぞを追いかけて下さい。
ファンの皆様からすれば「さすが萩原規子さん!」。
その初期作品である事で著者の世界観がギュッとつまっています。
そしてファンのかたのみならず、
これから著者の作品を読もうと思っていらっしゃる方にも
この素晴らしい世界をおすすめします。
文/

