


人と人のつながりを考える
この本は、社会学を専門とする先生が、人間関係で初めてつまづきを感じる多感な年頃の中・高校生に向けて書かれています。
もちろん、親御さん、先生、そして大人になっている人達にも読んで欲しい、そんな1冊です。
人はひとりで生きていけるが、ひとりだけではなんとなく空しい。
人は人とつながることそのものが目的の場合がある。
その場の時間と空間を共有していること自体が心地よいのです。
つながりそのものが歓びです。
本当は幸せになるはずの「友だち」や「親しさ」なのに、その存在が逆に自分を息苦しくさせたり、相手も息苦しくなっていたりするような、妙な関係が生まれてしまうことがある。
学校や家庭などの例を紹介しながら、これはこういう事なんだよ。と、やさしく、語りかけてきます。
あの頃に感じていたもやもやは、こういう事だったのか!と合点がいきました。
この本を読み終わるとなんだか、こころが軽くなったような気がしました。
文/ ラスカ小田原店・HK
