


ゲームソフト制作会社社長の主人公が、とあるゲームソフトの発売を巡って命にかかわるトラブルに巻き込まれます。
そのゲームソフト「蓬莱」は日本の起源に迫る内容のものでした。
巻き込んだのは誰なのか、理由は何か、
が、このお話のメインテーマとして流れていきます。
読者は主人公と一緒にトラブルに巻き込まれ、謎を解いていく一人になります。
著者の別作品の主人公が登場しており、ファンのかたには嬉しい仕掛けです。
お話の中にはこのゲームにかかわる人々の、それぞれの立場における「正義」や「信条」がたくさんちりばめられています。
その正義をそれぞれがいかに貫くか。
またその方法や生き方も考えさせられるものです。
文/ シャポー市川店・YK
