


2016年2月、甲子園、そしてプロ野球を大いに盛り上げたスーパースター、清原和博は麻薬取締法違反で逮捕された。
本書は覚醒剤中毒の治療中、且つ重度の鬱病に苛まれている清原氏が現在の視点で自らの栄光と挫折の野球人生を振り返ったものである。
現役時代の清原氏はファンの期待が大きければ大きいほど、バット1本でその願いを叶える選手だった。
だが現在は覚醒剤中毒に侵され、かつてのヒーローとはまったくの別人のようだという。
そんな彼が語る自身の半生からは、あまりに人間くさく不器用な人間が手にした、巨大な才能との壮絶な闘いが垣間見られる。
本書はどんな人間もかかえているどうしようもなさ、ままならなさの記録、清原和博という人間の、極端な人間らしさの記録といえよう。
文/
STORY STORY(小田急百貨店新宿店本館10F)・KS
だが現在は覚醒剤中毒に侵され、かつてのヒーローとはまったくの別人のようだという。
そんな彼が語る自身の半生からは、あまりに人間くさく不器用な人間が手にした、巨大な才能との壮絶な闘いが垣間見られる。
本書はどんな人間もかかえているどうしようもなさ、ままならなさの記録、清原和博という人間の、極端な人間らしさの記録といえよう。
文/

