『ウドウロク』/有働由美子/新潮社 新潮文庫/520円+税
タイトルの「ウドウロク」、
「苦労道」を逆に読むのかと思ったら、「黒ウドウ」。
つまり著者の情報番組の中でのコメントがクロい、いわゆる「辛口」コメントだとスタッフに指摘されたそうだ。
ひとつの章が5~10ページで読み易い。
クスッと笑える章が多いが、「紅白歌合戦」の裏話は読んでいて思わず手に汗握る展開で、ハラハラ、ドキドキ。
その章を読み終えたら、こちらまでどっと疲れが出る感じだった。
人との出会いについて書かれている章がある。
朝の情報番組でのパートナーについては、「こんな方と仕事が一緒に出来たら、その出会いは人生の宝物になるだろう」と思わず感嘆した。
著者に興味がある方もそうでない方にも是非読んで頂きたい作品です。
続編を期待したい1冊です。
文/ 厚木店・AS
有働さんの『ウドウロク』は、過去の「本の泉」でもご紹介しています。
→ 『ウドウロク』|本の泉|有隣堂
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(本の泉スタッフM)
