『オーパーツ 死を招く至宝』/蒼井碧/宝島社 宝島社文庫/650円+税
この世界には、まだ解明されていない不可思議な謎がたくさんある。
当時の技術や知識では制作不可能なはずの古代の工芸品、オーパーツ(場違いな工芸品:「out-of-place artifacts」略して「OOPARTS」と呼ばれている)。
世界を股にかける “オーパーツ鑑定士” を名乗る黒ずくめの大学生・古城深夜。
同じ大学で、古城と瓜二つであったがために不可思議な事件に巻き込まれていく同級生・鳳水月。
この世界には、まだ解明されていない不可思議な謎がたくさんある。
当時の技術や知識では制作不可能なはずの古代の工芸品、オーパーツ(場違いな工芸品:「out-of-place artifacts」略して「OOPARTS」と呼ばれている)。
世界を股にかける “オーパーツ鑑定士” を名乗る黒ずくめの大学生・古城深夜。
同じ大学で、古城と瓜二つであったがために不可思議な事件に巻き込まれていく同級生・鳳水月。
事件は、クリスタルスカル、黄金のシャトル、恐竜、ストーンヘンジ、それぞれ4つのオーパーツが絡み、天才オーパーツ鑑定士古城は難解な密室殺人を「推理」ではなく「鑑定」していく。
巻き込まれただけの瓜二つの鳳が、古城から影響を受けつつ凡人なりの推理をしていく話……
と思いきや、4つの事件は全て繋がっている!?
~全てのPARTSが揃った時、謎は謎ではなくなり新たな謎を産む~
古城による事件の覚書を呈しているエピローグの章が秀逸で「あれ? そうだったの!?」と読み直し必須。
文/ テラスモール湘南店・JI