


敗戦後の共同統括下のドイツ、ベルリン。
辱めを受けた相手をピストルで
撃ち殺した過去をもちながらも
懸命に生きる少女、アウグステ。
恩人である男の死を
その甥に伝えようとする。
振り払ってもまとわりつく、
物語の影に何度となく本を
閉じかけましたが、
215ページを過ぎたら、
もう、止まらない。
ラストに拍手!
読み切った自分にも拍手。
ある雑誌に作者のインタビューが載っていて
それを拝読しました。
「誰もが悪に染まりうる、可能性がある」
読み終わったはずの物語が、
全くちがう景色となって、動き出したのです。
文/
ラスカ小田原店・YN
撃ち殺した過去をもちながらも
懸命に生きる少女、アウグステ。
恩人である男の死を
その甥に伝えようとする。
振り払ってもまとわりつく、
物語の影に何度となく本を
閉じかけましたが、
215ページを過ぎたら、
もう、止まらない。
ラストに拍手!
読み切った自分にも拍手。
ある雑誌に作者のインタビューが載っていて
それを拝読しました。
「誰もが悪に染まりうる、可能性がある」
読み終わったはずの物語が、
全くちがう景色となって、動き出したのです。
文/

