『羊と鋼の森』/宮下奈都/文藝春秋 文春文庫/650円+税
羊毛で作られたハンマーが鋼の弦を叩き、ピアノの音となり、
松や楓で創り上げられた森の音。
北海道で森の音を聞き育った主人公がピアノの調律師になっていくストーリー。
先輩から学び、めぐり会った人を見つめ、ピアノの音を紡いでいく。
深い森の響きかのように。
才能というのは、好きでいられる事。
印象深く心に残り、また、森の音が深く想像されます。
映像化され、音楽を辻井伸行さんが演奏しています。
CDも購入し、辻井さんのファンとして、本とコラボで楽しんでいます。
ファンタジックな作品です。
文/
センター南駅店・O.T



