


かつての同級生だった50代の男女が、再会して始まる恋のものがたり。
男は離婚を、女は死別を経験して、孤独ではあるがそれを受け入れて暮らしていた。
病院での再会を機に二人の距離は近づいていく。
単調だった日常に彩りを与えてくれるのが恋、
と同時にとてつもない悲しみを与えるのも恋、
それは何歳になっても同じなのだと思った。
二人の会話が私は好きだ。
愛してるとか、そんな甘ったるいものではないけれど、
とぼけたような女の言葉のなかに、
真面目くさった男の言葉のなかに、
それぞれが引き受けてきた人生がかいまみえて、胸にささる。
ときにキュンとし、ときにウルウルする平場の大人の恋物語、おすすめです。
文/
ららぽーと海老名店K.F
『平場の月』は第161回直木賞(2019年7月発表)の候補作にノミネートされました。
>> 第161回直木賞の候補作はこちらの記事でご紹介しています
(本の泉スタッフM)
単調だった日常に彩りを与えてくれるのが恋、
と同時にとてつもない悲しみを与えるのも恋、
それは何歳になっても同じなのだと思った。
二人の会話が私は好きだ。
愛してるとか、そんな甘ったるいものではないけれど、
とぼけたような女の言葉のなかに、
真面目くさった男の言葉のなかに、
それぞれが引き受けてきた人生がかいまみえて、胸にささる。
ときにキュンとし、ときにウルウルする平場の大人の恋物語、おすすめです。
文/

『平場の月』は第161回直木賞(2019年7月発表)の候補作にノミネートされました。
>> 第161回直木賞の候補作はこちらの記事でご紹介しています
(本の泉スタッフM)
