


「あいつをめちゃめちゃにしてやりたい」――。
40年近くの年月を経ても、被害者はあの事件を引きずっていた。
加害者である凶悪な犯罪を犯した少年は「少年法」に守られ更生して社会的地位を取り戻すことが出来るのに、一方で被害者である残された家族が法に守られるという視点が欠落している。
13年前に出版された本書は、そんな矛盾を鋭く指摘したノンフィクション小説です。
たった1冊の本が法律を変え、私たちの生活を変える力があるという、まさに「ペンは剣よりも強し」という言葉を思い起こさせてくれる本書をおすすめします!
文/ 錦糸町テルミナ店・AY
