本の泉4月『サンドウィッチと喫茶の時間』/川口葉子/グラフィック社/1,680円+税外部リンク 
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喫茶店が好き・パンが好きな私は、こんなにキレイで、まるで写真集のようなこの本を見てウキウキが止まりませんでした。

ページをめくるたびに目に飛び込んでくる、いろんなパンに、いろいろ挟まれているサンドウィッチがとにかくキレイで……。
とくにフルーツサンドは、まるでテーブルに咲いてる花のようです。

流行りに乗っかっているパンのガイドとは違う、写真家の肩書きを持つ著者が醸し出す、被写体への敬愛に溢れている書籍。

美味しそうな写真を眺めているだけで空腹でなくても食べたくなってくるし、書籍の紙質やフルカラーの装丁が、持つ人の心を躍らせてくれます。


私は具材が盛りもりのサンドウィッチよりもシンプルな玉子サンドやハムチーズなどが好きなのですが、幾重にも重ねられた彩り鮮やかな野菜やお肉、フルーツとクリームなどが挟まれたパンの断面図をみると、こぼしながら食べてる自分を想像しちゃいます。

本のページを眺めているだけで幸せな気分になるし、パンと具材の相性を選び抜いて作っているお店の方々の意気込みや自信が本を通して読み手に伝わってきます。


レシピ集ではありませんが、喫茶店のサンドウィッチを取材し掘り下げているこの本からヒントを得て、自分で作ってみるのも悪くないのでは? と思いました。

文/ アトレ大井町店・YT


同じく川口葉子さんが「カフェの店名の由来」を綴った随筆も、アトレ大井町店からのオススメです。
あわせてどうぞ!
⇒ 店名は見て・聞いて、そして映えるものに。『カフェノナマエ』|本の泉|有隣堂|
(本の泉スタッフM)

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