


この物語は、十二人の手紙や届出などの書面を通して、1つのミステリーとなっています。
何をするにも手紙や書面を書くのが当たり前だった1980年に初版発行されました。
SNSがこんなにも普及し、短縮される言葉のやりとりが増えている今の時代には、成り立たない物語かもしれません。
しかし、時代や手段が変わっても、手紙やSNSに見え隠れする本音や見栄、人間の性(さが)は、普遍なんだなあとつくづく思いました。
何が本当で、何が嘘か。
1つの物語も、人が違えばとらえ方も違います。
真実は虚構となり、虚構が真実となってしまう面白さがこの物語にはあります。
手紙が十二人の人生を暴き、各々が翻弄されていくのに、こちらも巻き込まれていくようです。
ぜひスマホを置いて、十二人の人生、のぞいてみてください。
文/
町田モディ店・RI
しかし、時代や手段が変わっても、手紙やSNSに見え隠れする本音や見栄、人間の性(さが)は、普遍なんだなあとつくづく思いました。
何が本当で、何が嘘か。
1つの物語も、人が違えばとらえ方も違います。
真実は虚構となり、虚構が真実となってしまう面白さがこの物語にはあります。
手紙が十二人の人生を暴き、各々が翻弄されていくのに、こちらも巻き込まれていくようです。
ぜひスマホを置いて、十二人の人生、のぞいてみてください。
文/

