『向田邦子ベスト・エッセイ』/向田邦子/筑摩書房 ちくま文庫/900円+税
いつのまにか私、向田邦子さんより年上になっちゃったんだ、、、
1981年、51歳で飛行機事故により亡くなった向田邦子。
若い頃から彼女のエッセイを読み続けている読者は、ある時みな同じ感慨にふけるのだなぁと、角田光代さんの解説を読んで実感した。
物書きとしての才能はもちろん、生活を楽しむ感性、美的感覚、矜恃と謙虚さのバランス、ありふれた言葉だけれど私にとってはまさにカッコイイ女性!
令和の時代となっても、彼女より年上になってしまっても、変わることない憧れの存在だ。
一番好きなエッセイは「手袋をさがす」。
いつのまにか私、向田邦子さんより年上になっちゃったんだ、、、
1981年、51歳で飛行機事故により亡くなった向田邦子。
若い頃から彼女のエッセイを読み続けている読者は、ある時みな同じ感慨にふけるのだなぁと、角田光代さんの解説を読んで実感した。
物書きとしての才能はもちろん、生活を楽しむ感性、美的感覚、矜恃と謙虚さのバランス、ありふれた言葉だけれど私にとってはまさにカッコイイ女性!
令和の時代となっても、彼女より年上になってしまっても、変わることない憧れの存在だ。
一番好きなエッセイは「手袋をさがす」。
若き日の向田邦子が、気に入る手袋が見つからずひと冬買わずに我慢していると、上司から手袋だけの問題ではないのでは? と生き方そのものに疑問符を投げかけられる。そのことが転機となり、邦子は潔く決心して新たな一歩を踏み出す。
自分て何? 女の自立とは? そんなことを深く突きつけられて、今まで何度も読み返し大きな影響を受けた。
あちらこちらに散らばった名エッセイを一冊に集め、「父の詫び状」から始まり最後をあの「手袋をさがす」でしめるという文句なしのベスト・エッセイ。
このエッセイ集から、さらに向田邦子ファンが増えることを確信しています!
文/ 新百合ヶ丘エルミロード店・YM
自分て何? 女の自立とは? そんなことを深く突きつけられて、今まで何度も読み返し大きな影響を受けた。
あちらこちらに散らばった名エッセイを一冊に集め、「父の詫び状」から始まり最後をあの「手袋をさがす」でしめるという文句なしのベスト・エッセイ。
このエッセイ集から、さらに向田邦子ファンが増えることを確信しています!
文/ 新百合ヶ丘エルミロード店・YM