『じんかん』／今村翔吾／講談社／1,900円＋税
2年連続で直木賞候補となった今村翔吾の歴史小説『じんかん』。
今までの作品の主人公とは違い実在の歴史上の人物「松永久秀」を取り上げ、知られざる前半生と、「三悪」と言われた主君を殺し、将軍を殺し、大仏を焼いたことについて新しい解釈をしております。
主人公「松永久秀」の視点からの話と、二度目の謀反の知らせを受けた「織田信長」が語る極悪人の真の姿に引き込まれます。
書名の『じんかん』とは何か少し読めばわかるのですが、これが読んでいる最中に気になって困りました。
文／
伊勢佐木町本店・ＴＹ
