


「クリーチャー? グロテスクなものは苦手!」という方、ご安心下さい。
こちらはモフモフ系やカッコいい系の、色彩豊かで見目麗しいクリーチャー本となっております。
この本の楽しいところは、ただ創作生物の絵を載せているだけでなく、その設定が細かいところ。
まず、『Chapter1 東京CREATURES』に登場するクリーチャー達は、現実世界と重なっているもう一つの世界『重世界』に存在しており、こちらの世界にも多々影響を及ぼしているという設定です。
そしてその『重世界』の生き物を観察・研究している『重世界環境局』という機関があり、その職員さんの仕事ぶりやクリーチャーとの触れ合いのスケッチが多数収録されています。
クリーチャーの生態も面白く、「こんな生き物が身近にいたら……」「あの現象は実はこいつのせいだったのか!」など想像力がかき立てられます。
続いて『Chapter2』は未知の大陸に生息する竜とけもの図鑑。こちらも生態やヒトとの大きさ比較などばっちり載っていて浪漫溢れる仕様です。山のような大きさの生物に一度会ってみたい。しびれますね。
幻想生物に目がない方、是非お手にとってみて下さい。
文/ テラスモール湘南店・MI
