


デビュー20周年の節目に上梓された本作は小学校が舞台。
今までの作品では物騒な敵と対峙してきたので、かなり意外ではあったが、伊坂ワールドは健在だ。
大人から「この子はこうだ」と決めつけられてしまうと、周りも偏見を持ってしまうが、自身も暗示にかけられてしまうように思う。
今作では、そんな先入観を子どもたちがひっくり返そうと奮闘する。
偏見や見方が変われば人は変わるし、人生も何かしら変わっていくのかもしれないと希望を与えてくれる。
要所要所に散りばめられた言葉やエピソードにはっとさせられ、こんな先生、親、クラスメイトがいたいた!と学生の頃を回顧し、なんだか懐かしくもあり、読み終えて現実に戻ることが惜しく思えるほど素敵な作品でした。
暗いニュースばかりで気持ちが塞いでしまいがちな時には是非とも手に取って欲しい一冊です。
文/
ららぽーと湘南平塚店・SN
今作では、そんな先入観を子どもたちがひっくり返そうと奮闘する。
偏見や見方が変われば人は変わるし、人生も何かしら変わっていくのかもしれないと希望を与えてくれる。
要所要所に散りばめられた言葉やエピソードにはっとさせられ、こんな先生、親、クラスメイトがいたいた!と学生の頃を回顧し、なんだか懐かしくもあり、読み終えて現実に戻ることが惜しく思えるほど素敵な作品でした。
暗いニュースばかりで気持ちが塞いでしまいがちな時には是非とも手に取って欲しい一冊です。
文/

