


25年以上続いた大人気シリーズもいよいよ完結を迎えました。
恋愛小説のようですが、この物語は「勝利」と「かれん」を中心とした登場人物の成長の物語です。
セカンドシーズンに入ってからは、特にその色合いが濃かったと思います。
二人や周りの人々に起こる様々な出来事、特にシーズン終盤「勝利」が起こしてしまった大変な事故は、読んでいるのがとても辛くなりました。
どうしようもなくてオーストラリアに逃げた「勝利」が、ある出来事により急遽帰国し、「かれん」と再会するところから今回は始まります。
お互いを想うがゆえにすれ違いが続く二人……
二人は別れてしまうのか……
大丈夫です。そんな事にはなりませんでした。
苦しみながらも何とか乗り越えた二人でしたが、一旦オーストラリアに戻った「勝利」を更なる事件が襲います。
怒涛の展開ですが、最後には二人の穏やかな姿を見る事が出来、長く続いたこの物語の終わりに感無量でした。
もう一冊、「勝利」と「かれん」のその後や、アレックスを筆頭に周りの登場人物の幸せなその後を、読んでみたいと願うばかりです。
途中までしか読んでいない方、まだ読んだ事がない方、この完結を機に最後まで読んでみてはいかがでしょうか?
文/ たまプラーザテラス店・T
