


15年ぶりに再読。
当時、主人公の小学生の男の子の名前が息子と同じだったことが、手に取るきっかけとなった。
ある初夏の朝、一人の少年が恵比寿駅から電車に乗ったところから物語は始まる。
目的地の有楽町で、キップがないことに気づく。
すると突然「キップをなくしたら駅から出られないの」と女の子に声をかけられ、東京駅に連れていかれる。
そして、ステーションキッズとなり、他の子どもたちと一緒に仕事をすることになるのだが……。
この本は、子どもたちと鉄道の単なるファンタジーではない。
“仕事をすること”“人が死ぬこと”という重いテーマが、怖がらせることなく上手い具合に書かれている。
子どもたちそれぞれの仕事ぶりや生活の様子に、読んでいる私も引き込まれ、時には涙し、そして応援していた。最後は成長した子どもたちをギューッと抱きしめてあげたくなった。
文/
アトレ川崎店・MS
すると突然「キップをなくしたら駅から出られないの」と女の子に声をかけられ、東京駅に連れていかれる。
そして、ステーションキッズとなり、他の子どもたちと一緒に仕事をすることになるのだが……。
この本は、子どもたちと鉄道の単なるファンタジーではない。
“仕事をすること”“人が死ぬこと”という重いテーマが、怖がらせることなく上手い具合に書かれている。
子どもたちそれぞれの仕事ぶりや生活の様子に、読んでいる私も引き込まれ、時には涙し、そして応援していた。最後は成長した子どもたちをギューッと抱きしめてあげたくなった。
文/

