『奴隷エルフと商人』/がい子くじん/KADOKAWA MFC/650円+税
まず、“奴隷エルフと商人” というタイトルだけ聞いたとき、少々手に取りにくい感じがしますが、至って健全なコミックスですのでご安心ください。
正面から見ても斜めにして見ても悪人面の商人ですが、悪人どころか美男美女の国を作るという信念のもとに行動していて、良い人すぎるのです。
そのギャップにはかなり困惑します。
悪い人が言っていそうな台詞とグッフッフという怪しい擬音で話しているのに、実は良い事をしているというお決まりのパターンがあるのですが、そのミスマッチさにフフッと笑ってしまうこともあれば、うるっと泣かせるシーンもあります。
登場人物に悪い人は出てきませんし、良い話だなと読み始めて最後まで良い話だったなと、ほっこりしてあたたかい気持ちになります。
Web上で掲載していたマンガで今でもWebで読むことができますが、書籍化になっての書き下ろしで商人の謎が明らかになっていて、書き下ろしは後日談かな?と思っているのであれば、良い意味で裏切られます。
そしてもう一度最初から読み返したくなりました。
Web上で読んだ人にも書籍を読んでほしい。
一冊で完結しますので、少し長くなってきた夜にちょうど読みやすく、オススメです。
文/ 町田モディ店・NK
まず、“奴隷エルフと商人” というタイトルだけ聞いたとき、少々手に取りにくい感じがしますが、至って健全なコミックスですのでご安心ください。
正面から見ても斜めにして見ても悪人面の商人ですが、悪人どころか美男美女の国を作るという信念のもとに行動していて、良い人すぎるのです。
そのギャップにはかなり困惑します。
悪い人が言っていそうな台詞とグッフッフという怪しい擬音で話しているのに、実は良い事をしているというお決まりのパターンがあるのですが、そのミスマッチさにフフッと笑ってしまうこともあれば、うるっと泣かせるシーンもあります。
登場人物に悪い人は出てきませんし、良い話だなと読み始めて最後まで良い話だったなと、ほっこりしてあたたかい気持ちになります。
Web上で掲載していたマンガで今でもWebで読むことができますが、書籍化になっての書き下ろしで商人の謎が明らかになっていて、書き下ろしは後日談かな?と思っているのであれば、良い意味で裏切られます。
そしてもう一度最初から読み返したくなりました。
Web上で読んだ人にも書籍を読んでほしい。
一冊で完結しますので、少し長くなってきた夜にちょうど読みやすく、オススメです。
文/ 町田モディ店・NK