


2021年1月号の『美的』『美人百花』の表紙を飾っている、宇垣美里さんの待望の美容本『宇垣美里のコスメ愛』(小学館)が発売されました。
当初オファーに対して「需要ありますか…?」という気持ちから始まった本作りは、1年越しの制作期間を経て、まさに彼女の今の美しさを「ギュッ」と詰め込んだ完全無欠の仕上がりです。
笹本恭平さん、中山友恵さん、林由香里さんによるヘア&メイクは、ひとりの自立した女性としての彼女の世界観に寄り添いながらも、三者三様で全く違うニュアンスの魅力を引き出しており、そのまなざしの強さに凛とした空気を感じます。
『美的』のインタビューで、彼女は「それまでまったく美容に興味のなかった私が、大学生になって初めてアイシャドウを買いメイクにハマり、現在に至る。最初は変身願望を満たしてくれるエンタメだったメイクは、厳しい社会で闘う自分を鼓舞し、自信をもつための武器のような存在。」と答えています。
本書では宇垣流セルフメイクページも丁寧に作られていて、彼女らしいメイクルールとともに、コスメとメイクに合わせたファッションの雰囲気もとても参考になるものばかりです。
ベストコスメの選定には、スタジオがてんやわんやになるほどの大量の私物を持ち込み、愛しすぎているがゆえの苦労があったという裏話も。
本書と共に『だから私はメイクする』(刊:柏書房、こちらにも宇垣さんのインタビュー掲載があります)もぜひ一緒に読んでいただきたいと思います。
メイクに対する気持ちは人それぞれですが、2冊の本から語られる宇垣さんの気持ちは清々しいほど「自分のため!」なのです。
心の底からメイクを楽しんでいる彼女の気持ちを「バシッ」と受け止めてみると、新しい自分に出会えるかもしれません。
本当に2冊ともおすすめです!
文/ ルミネ横浜店・T.H.
