1228374森の中にすんでいるくま、くまはいつもひとりぼっちでした。

そんなある日・・・「とん!とん!とん!」と小さなうさぎがやってきます。
くまはうれしくて楽しくて、うさぎのお世話をします。
ごはんを作って、一緒にねむって・・・くまはとってもしあわせでした。

ところがうさぎは何も話してくれません、ニコニコとくまの話を聞いているだけ。

「どうして?どうして何も言ってくれないの?どうして・・・・・」
何も話してくれないうさぎに、くまはついに怒りをぶつけてしまいます。
いもとようこさんの絵本に出会ったのはいつだったでしょうか?
もう思い出しませんが、ふわふわとした絵、かわいらしい動物たち、
形あるすべてのものが優しいタッチで描かれていて、まさにひとめぼれをしたのでした。
それ以来いもとさんが手がけた表紙を目にするたびに手に取っては内容も見ずに気づいたらレジへ・・・。

このお話にでてくるうさぎがなぜ話せないのかは、お話の中では明かされませんが、
ふわふわした小さなうさぎが大きな瞳からぼろぼろと涙を流すシーンはもう・・・(泣)
読むたびに私の方が大泣きです

大事な事はきちんと伝える、いつもありがとうをいつも伝える。

忘れがちで大事なことを、開くたびに教えてくれるお話しです。

ぜひご家族やお子さまと一緒に読んでみてください。

文/ ミウィ橋本店・執筆者名TF




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