705『戦国大名・北条氏直』/黒田基樹/KADOKAWA 角川選書/1,700円+税外部リンク 
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戦国大名小田原北条氏の最期は4代目氏政の切腹、5代目氏直の高野山追放で終わりましたが、誰もがこの親子を想像するときは某TV局の大河ドラマで描かれたイメージなのではないでしょうか?
そして誰もが北条氏は滅亡したとしか教わっていません。

この本では小田原合戦後の北条氏についても詳細に書かれていて、事実はまさに小説より奇なりです。
高野山へ追放になった北条氏直がその後許され、豊臣家の直臣になっていたとは!
それ以外にも許された北条一族や重臣たちが豊臣、徳川政権の中で各地の大名の家来になっているのです。

戦国時代、小田原北条氏は関東の覇者として関東の経営を行っていました。
その仕組みの完成度の高さからいろいろな大名に仕えることになったということだそうです。

小田原合戦後、北条氏とその家臣団はばらばらになりながらも、関東から全国に拡がり、北条氏の統治の方法を全国に広めたのかもしれません。

興味のある方はぜひご一読を。

文/ ヨドバシAKIBA店・YH
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