076『空とぶベッドと魔法のほうき』/メアリ・ノートン:作 猪熊葉子:訳/岩波書店 岩波少年文庫/800円+税外部リンク 
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この作品の魅力はと問われたら、大人がちょっと「不良」なところだと答えてしまいます。

不器用で頑固一徹な魔女の婦人が、子供たちをかなり個人的な事情と感情でふりまわす物語の展開と、大人らしからぬ不親切で頑固で自由な彼女の言動がたまらなく面白い。

そして空飛ぶ魔法のベッドの文字通りの着地点ときたら。
あっけにとられるほど予想外だ。ぜひご一読頂き、ご自身で確かめて頂きたい。

一筋縄ではいかない魅力的な大人のキャラクターとの出会いは、私にとって児童文学を読む楽しみの一つである。

文/ たまプラーザテラス店・A.N
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