『おかあさんはね 』/エイミー・クラウス・ローゼンタール トム・リヒテンヘルド 高橋久美子
/マイクロマガジン社/1,500円円+税
コロナ禍の一年が経過し、日々みえないストレスが蓄積されていく自分。
心の余裕がないまま、もやもやとしたものを時折、子供にあたってしまうこともあり、さらに自己嫌悪に陥っています。
こんなすさんだ気持ちのなかであったのがこの絵本。
すべて子供に対しての純粋な願いだけが書かれただけのシンプルな絵本ですが
読み進めていくうちに
「この子たちが生まれた瞬間は私は何を願ったのだろうか」
「将来、どんな大人になってほしいと思っていたんだろう」
などいろんな思いが胸いっぱいに広がり、涙がこぼれてきました
いつも些細なことでけんかして、またやってしまったと反省して・・・
子供たちを大好きなはずなのにそんな言葉もかけてあげられなかったなんて。
もう一度、原点にかえり今、思い切り抱きしめてあげよう
子供がそばにいてくれるだけで自分は幸せになれる、元気になれる。
そのことをしっかりと子供たちに伝えようと思いました。
ぎすぎすした日々の中、日常当たり前と思っていることが実は一番大切なこと、
そのことに気づかせてくれたすてきな絵本です。
きっと読むだけでやさしい気持ちになれると思いますよ。
疲れた時にぜひ読んでみてください。
文/ 厚木店・N.H