376『氏名の誕生』/尾崎秀和/筑摩書房/1,034円(税込)外部リンク 
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氏名は姓と名で表される。徳川家康や渋沢栄一。当たり前じゃないか、と思ったあなた、江戸時代までは全く違います。

まず朝廷、武家社会、庶民で名前への考え方が違いますし、名前もたびたび変わります。名乗りは役職名が基本。だから大岡忠相は大岡越前守と名乗りました。
しかし大岡越前守は町奉行なのになぜ「越前」守なのか。もうわけがわかりません。

それの謎に答えてくれる本がこの「氏名の誕生」です。

長年の謎が解けてすっきり爽快です。

属する階級によって異なっていた名前の考え方が明治の初めに「苗字+名前」という「氏名」にすっかり整理されていくのだがその紆余曲折もとても面白いのでぜひ手に取って読んでいただきたいです。

歴史の本を読んだり、考える上で外せない一冊になりました。

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