32355929『天狗争乱』/吉村昭/新潮社/1,045円(税込)外部リンク 
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大河ドラマ「青天を衝け」は現在幕末、渋沢篤大夫こと渋沢栄一が一橋家の家来になり奔走しています(2021年5月末)。

ドラマの中で「天狗勢が…」という言葉がたびたび登場し、一橋慶喜の出身地である水戸藩の内紛が描かれています。

もともと水戸藩は水戸光圀以来、国学が盛んで幕末の尊皇攘夷思想に大きな影響を与えました。
水戸藩の尊皇攘夷急進派が天狗党でした。

幕末のめまぐるしく敵味方が毎日のように変わる、全容を把握するのがとても大変な時代です。

『天狗争乱』では水戸藩内での背景や、天狗党が筑波山で挙兵し、頼みとしていた慶喜の命によって敦賀で降伏するまでが仔細に描かれています。

幕末の一つの出来事に過ぎませんが、犠牲者も多く、大きな傷痕を残しました。
歴史はどうしても勝者の目線から描かれます。
吉村昭も数多くの幕末ものを描いていますが、どの本も敗者への眼差しが温かく感じます。

天狗党はただの急進派だったのか、歴史の荒波に消えていった人々が浮かび上がります。


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