111『日本列島4万年のディープヒストリー』/森先一貴/朝日新聞出版/1,540円(税込)外部リンク 
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先日北海道や北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録された。

縄文時代はおよそ1万6千年前から始まるとされているが、この本ではそれ以前、日本列島に人が移り住む4万年前からを射程に入れる。
有史を約2000年と考えると4万年は途方もない時間だ。

先史考古学を専門とする著者は、最新の研究から見えてきた旧石器・縄文時代の実情や現代につながる問題(たとえばSDGs、気候変動)を考察する。

私たちが学校で学んだ縄文土器や竪穴式住居、狩猟採集での暮らしといった定型的なイメージではない多様な姿が浮き彫りになる。

ごみ問題や住居配置から見る社会性など現代社会にもつながる問題もあった。

考古学の目を通すと私たちが感じている問題はもっと大きな視点でとらえなおす必要があるのではないかとさえ思う。

気鋭の研究者による野心的な一冊だ。


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