『ポーツマスの旗』/吉村昭/新潮社/781円(税込)
2021年大河ドラマ「青天を衝け」もいよいよ大詰め。
日露戦争が終わりポーツマス条約締結に古村寿太郎が
向かいます。
すでに今後のいきさつを知っている現在からみると切なくなります。
幕末から海外留学した渋沢栄一のような人たちは
「早く西洋と肩を並べられる一等国へ」というのが悲願だったはず。
「早く西洋と肩を並べられる一等国へ」というのが悲願だったはず。
しかし、戦勝国としての条約のはずが、実は西洋列国の代理戦争に
利用されていたのだという事実を突きつけられる。
20年も前に初めてこの本を読んだ時からいつからか日露戦争を考えるとき、
私は、バルチック艦隊撃破という輝かしい栄光よりも
ポーツマスに翻る日の丸が目に浮かぶようになりました。
今の繁栄に導いてくれた先人たちの苦労を想うという意味で
年末年始におすすめの一冊です。
【有隣堂ヤフーショッピング店でも販売中】
https://store.shopping.yahoo.co.jp/yurindo/9784101117140.html
売り切れの際にはご容赦ください。



