


むかしジュールというこねこがいました
ジュールはせかいをまるごとだきしめたいとおもっていました
というなんとも魅力的な文からはじまる絵本。
というなんとも魅力的な文からはじまる絵本。
うっかりだれかをハグしそこねないように、ハグめいぼを念入りにチェックして世界中の動物をハグしてまわるジュール。
ハグするということは「どんなに大事に思っているかを伝える」ということ。
「この人のこういう感覚が好き」「厳しくて怖いけど尊敬している先輩」「なかなか会えないけれどよく思い出す友人」など、いろんなところにいろんなことで大事に思う人がいる。
そういう気持ちをちゃんと伝えられているかというと、なかなか出来ていない自分がいる。
「あなたに会えてとてもうれしい」ということを素直に相手に伝えられる人になりたいと思います。
ハグが温かいのと同様に、気持ちを伝えあうことは人を温かくすると思うから。
忙しさにかまけて心をこめずに人と話したり、馴れ合いすぎて感謝を伝えなかったりすることが続くと心は固く冷たくなる気がします。
そしていろんなことがうまくいかなくなる。
そんな時のお守りになるような絵本だと私は思っています。
自分への、誰か大事な人への贈り物として、ぜひ一度は手にとっていただきたい素敵な絵本です。
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売り切れの際にはご容赦ください。
