


なんでもいいから感傷に浸りたい、という日がたまにある。
でも仕事をして子育てをしての一択の毎日では、驚くほど何にも、きれいさっぱり思い出せない!
でも仕事をして子育てをしての一択の毎日では、驚くほど何にも、きれいさっぱり思い出せない!
それがこの本を読んで「青春」がチカチカ瞬くように蘇った。
例えば夜の公園の匂い、缶ビールのぬるさ、夜更かしの翌朝に夏の日差しが目にしみたこと。
ぎこちない言動、数々の気恥ずかしい記憶といつも少し早かった鼓動。懐かしくて甘く、ちょっと苦い。
20代の、人生のマジックアワーを描いたお話で、パシッと感傷スイッチが押された。
こんなスイッチ機能の付いた本ともっと出会いたいところ。
こんなスイッチ機能の付いた本ともっと出会いたいところ。
叶わなかった恋や、なかなか思いどおりにはいかない人生、こんなはずじゃなかった、を繰り返して、それでも日々は進み、歳をとる。これは20代を経た大人達にこそ、読んでほしい一冊。
眠っていた感受性が刺激され、心はいつかのあの日に戻り、心が震えます。
もう戻れない、若者だった自分への羨望と、しかし頑張って生きてきたことだよなあ、という今の自分への労いで胸が熱くなることでしょう!
2021年年末より、この本が原作、同名の映画が始まっています。
まだ観ていませんが、この瑞々しい感性の映像化、面白くないわけがない、と思います。
まだ観ていませんが、この瑞々しい感性の映像化、面白くないわけがない、と思います。
映画化を機に、この本が多くの大人に読まれるといいなあと思います。
【有隣堂ヤフーショッピング店でも販売中】
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売り切れの際にはご容赦ください。
