自炊。何にしようか『自炊。何にしようか』/高山なおみ/朝日新聞出版/2,200円(税込)外部リンク 
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高山なおみさんが好きだ。
料理家さんだけれど、出会いは『日々ごはん』というエッセイ。

透明感のある文章というのか、心が透き通るような気持ちよさがあって、一読はまってしまった。

高山なおみさんは永遠の少女なんだと思う。食材を、人を、本を、映画を、日々の出来事を見る目がとても瑞々しくて、うっとりしてしまう。
物事をまっすぐにとらえて自分に沁み込ませることができる稀有な人だけが見える世界を垣間見させてもらっているような唯一無二感。

高山なおみさんの言葉は、日々のちょっとしたことを綴っていても、磨かれた珠みたいにキラキラしてる。

そんな高山なおみさんは今、一人暮らしをされている。
(家族の作り方や人との関わり方も素敵。興味のある方はぜひ『日々ごはん』シリーズを!)
その台所と食卓を覗かせてくれる一冊。

表紙のラップごはんのように、一人暮らしだろうと家族暮らしだろうと日々のごはんはきれいごとではいかない。

「私の台所で生まれたのは まるで、ひとりごとみたいにでこぼことしたレシピですが、あなたの台所でも、役に立てますように。」
これはまえがきの高山なおみさんの文章。

なんの工夫もしないのが一番美味しい、とか〇〇が食べきれなくて残ったら作る料理、とか何気ない等身大の自炊ごはんの数々を紹介してくれる。

そして、見栄えがよくなくても、心のある料理はこんなに美味しそう、というなおみマジックが全ページに効いている。

自炊初心者はもちろん、日々料理を作る方には老若男女問わず、ぜひ一度手にとってみていただきたい1冊です!

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