


2004年刊行のこの本を、今もたびたび本棚から抜き出してしまう。
レシピはもう頭に入っているのに。お風呂に持ち込んで読むこともある。
もう私にとってこの本はレシピ本ではなく、癒しの書であり、バイブル。
煮物-ぽかぽかとして、見るからに「気持ちよさそうな湯加減」を作ってやるんです。
それをずっと保つために、火を弱めて落しぶたをするわけやね。
「混ぜる」のも60%とか70%でやめること。
「ああ、きれいな色やな」と思ったら、それが出来上がり。
「ああ、きれいな色やな」と思ったら、それが出来上がり。
家のおかずは鍋全体を同じ味にすることもないんと違いますか。
食べるたびに少しずつ味が違うほうがうれしいと、私なんかは思うんやけど。
食べるたびに少しずつ味が違うほうがうれしいと、私なんかは思うんやけど。
土井さんのさらりとして温かい関西弁が沁みる。
毎日をバタバタし暮らして、無駄のない動き、効率のよい手順なんかを模索してしまうけど、気持ちいいことや人が喜ぶ顔を想像しながら生活したいな、と料理のことだけではなく、顧みさせられます。
レシピ本としてももちろん秀逸!
青菜の茹で方や片栗粉のちょうどいいつけ方など、目から鱗がいっぱい。
出会って10数年、お世話になりっぱなしの1冊。
出会って10数年、お世話になりっぱなしの1冊。
知らないと損、と言い切れるロングロングセラー、まだ出会っていない方はぜひ一度、お手にとってみてください。
【有隣堂ヤフーショッピング店でも販売中】
https://store.shopping.yahoo.co.jp/yurindo/9784062716338.html
売り切れの際にはご容赦ください
