


猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」で配布する小冊子のために書いた短編が、フェスが毎年行われることになって、連作短編となった。
1年に一度のフェスと同じように、短編も1年の時間が経過しつつ、進んでいく。
7年の月日を経て完成した物語は、その時々のフェスの来場者を楽しませるような成り立ちで、軽快で明るくやさしい。
何も威張っておらず、何も誇っておらず、ただそこに風景としてあるだけなのに見る僕たちの気持ちを澄んだものにしてくれるのだ。
猪苗代湖についての描写がいい。
伊坂さんの小説だって同じだよ、と思う。
伊坂さんの小説だって同じだよ、と思う。
巧みな比喩も、伏線回収も、予想のつかない筋運びも伊坂幸太郎にしかできない世界なのに、何も威張ってない、誇っていない、すとんと心に落ちる清々しいエンターテイメントを書いてくれる。
ありがとうと言いたい。
伊坂さんの好きな音楽の歌詞が使われているのがとてもいい。
歌詞の部分はぐっとくる。
もともといつも音楽のようなリズミカルな小説だから、
音楽の力を得たこの物語はいつもよりもっとリズミカルで心を揺らしてくれる。
「知らないうちに人は人を傷つける」とはよく聞くことだけど、
この物語は、「知らないうちに誰かを助けたり、助けられたりしていることだってあるよ」
というお話。
この物語は、「知らないうちに誰かを助けたり、助けられたりしていることだってあるよ」
というお話。
気持ちよくてにやにやしながら読んでたら、あっという間に読み終えてしまってちょっとさみしい。
とても読みやすく、心を温めてくれる物語ですので、音楽を聴くような気持ちでぜひ、お手にとってみてください!
【有隣堂ヤフーショッピング店でも販売中】
https://store.shopping.yahoo.co.jp/yurindo/9784344039155.html
売り切れの際にはご容赦ください
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