『生まれた時からアルデンテ』/平野紗季子/文藝春秋/880円(税込)
小学生のころから食日記をつけ続ける
フードエッセイスト初の著書が文庫化。
フードエッセイスト初の著書が文庫化。
おいしいと思った店の話もあれば、人の家の麦茶の話もあり、
世界一のレストランの話やガストロノミー(美食学)についての対談、
道路に捨てられてもなお美しいスターバックスについても書かれている。
すべて食について書かれてはいるが、いい意味でばらばら。
しかし、すべてに共通しているのは、何かを食べたとき、
店に入ったときなどに心を揺さぶられた体験が書かれていること。
マシンガントークのように、その瞬間思ったことがぎっしり書かれているものもあれば、
何かを口にした瞬間、発想が飛んで行った、詩集のような言葉もある。
その瞬間の切り取り方にきらめく臨場感があって、
読み終わってこう思った。「ああ、何かおいしいものが食べたい。」
【有隣堂ヤフーショッピング店でも販売中】
『生まれた時からアルデンテ 』
https://store.shopping.yahoo.co.jp/yurindo/9784167918828.html
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売り切れの際にはご容赦ください。