『はてしない物語 上・下』/ミヒャエル・エンデ/岩波書店/836円(税込)
春は実用書、秋はミステリー、冬は長編小説が読みたくなります。
そういうのってないですか?
そういうのってないですか?
そして夏は、青春小説やファンタジー小説が読みたくなります。
夏休みの子どもの気分に少し戻るからでしょうか。
夏休みの子どもの気分に少し戻るからでしょうか。
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』は映画『ネバーエンディングストーリー』の原作。
もう30年近く前の映画なので知らない方も多いかもしれませんが、ファルコンというふわふわの竜のかわいさ、不思議さは子ども心に焼き付いています。
ファンタジー小説は、空想の翼を広げれば世界は無限の広さを持つことや、現実にはあり得ない冒険を通じて、日常では得難いさまざまな考え方、思いを知れる、教えてくれるものだなあと思います。
子ども時代ってなかなかハードですよね?悩むことも多い。
ぜひ幼い頃からファンタジーに親しんでほしいなあ、なんて思います。
ぜひ幼い頃からファンタジーに親しんでほしいなあ、なんて思います。
『はてしない物語』は主人公自身が悩み深き少年です。
友人とも家族ともうまくいかない。
そんなある日、中古書店で魔法のような本に出会い...というお話です。
友人とも家族ともうまくいかない。
そんなある日、中古書店で魔法のような本に出会い...というお話です。
ファンタジーを信じる者が減ることにより、崩壊危機に陥る王国ファンタージエン。
勇敢な少年アトレ―ユの冒険。
途中まで読者だった本の世界へ飛び込むことになってしまう主人公バスチアン。
途中まで読者だった本の世界へ飛び込むことになってしまう主人公バスチアン。
物語の世界を守る方法、本の世界に浸りすぎたために現実の記憶を失くしかける少年。めくるめく展開の中で、物語や本を読むこと自体についても考えさせてくれます。
本とともに大きくなった大人にも色々もの思わせてくれる壮大な物語です。
この夏、お手にとってみてはいかがでしょうか。
【有隣堂ヤフーショッピング店でも販売中】
『はてしない物語 上』
https://store.shopping.yahoo.co.jp/yurindo/9784001145014.html
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