偶然の散歩『偶然の散歩』/森田真生/ミシマ社/2,200円(税込)外部リンク 
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「一度きりと永遠は、どうしてこんなに似ているのだろうか」
本を開くとこんな言葉から始まり、心をつかまれる。

独立数学者として京都の古民家で暮らし研究しながら各地で講演などを行っている著者。
小さなわが子を連れて散歩しながら思索を深めている。
例えばこんな言葉 (「わかる」と「操る」)
「何かをつかえるということと、何かを理解することのあいだには、本当は果てしない距離がある。
理解しようとする辛抱をやめ、効果的に使うことばかり求めていると、未知の他者の想像力や感受性は、知らず知らずのうちにやせ細っていく」

スマホを使うようになって便利になりボタン一つで出来ることが大きく広がった。
使い方さえわかればその先で作業している人たちのことを考えなくてもぱっとできてしまう。それはとてもすばらしいけれど、あまりに便利すぎてこわくなってしまう。

先日の休みに近所を散歩しながら秋の気配をみつけた。
夏が過ぎ少しだけ色づいた葉、地面に落ちている木の実、秋空を舞うツバメ。
自らの感受性をひとつひとつ確かめるように世界を見渡した。

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