『彗星交差点』/穂村弘/筑摩書房/1,540円(税込)
穂村さんの文章はなぜこんなにくすりとさせられるんだろう。
日々の何気ない風景や言葉から、え?それちょっとへんじゃない?と疑問を投げかける。
誰かが言い間違いそうな言葉、何気ない夫婦の会話。
なんてこともない日常は詩よりも詩的でコントよりもコミカルである。
誰かが言い間違いそうな言葉、何気ない夫婦の会話。
なんてこともない日常は詩よりも詩的でコントよりもコミカルである。
例えば穂村さんが電車に乗っていて本を読む。
読書灯を点けようとするがスイッチが見当たらない。
おかしいおかしいとがんばるが、なかなか読書灯はつなない。
パーサーに聞く。
読書灯が点かないのです。
そうするとお客様、この席には読書灯はついておりません。
なんとただの通風口だったというなんとも間抜けな話。
でもこんなことありますよね?
読書灯を点けようとするがスイッチが見当たらない。
おかしいおかしいとがんばるが、なかなか読書灯はつなない。
パーサーに聞く。
読書灯が点かないのです。
そうするとお客様、この席には読書灯はついておりません。
なんとただの通風口だったというなんとも間抜けな話。
でもこんなことありますよね?
そんなほっこりとする日常が心を和ませてくれます。
初出はWEB連載で、あの「絶叫委員会」の続編。
今回もちゃんと面白いです。
今回もちゃんと面白いです。