


くどうれいんさんの食エッセイを読んでいると、何時間もお茶をしながら、「そういえばさあ」なんて何気なく友達とおしゃべりしている感覚になる。
美食ではなく、生活の中の食について書かれていて、無性にカリカリ梅が食べたくなる衝動や祖母の家の畑でとれる野菜の記憶、なぜか桃を煮ていると、家族や同居人が「桃を煮ていますね」と声をかけてくること。
同じ体験をしたことが無くても「わかるなあ」と思ったり、「あー、リュックにごぼうが刺さったおじいさん見たことあるかも」とクスっと笑えて
さあ、今日もごはんを食べよう、生活をしようと暮らしにすーっと馴染んでいくようなエッセイ集だと思いました。
さあ、今日もごはんを食べよう、生活をしようと暮らしにすーっと馴染んでいくようなエッセイ集だと思いました。
