『種をあやす』/岩﨑政利/亜紀書房/1,870円(税込)
スーパーにならぶ野菜。
春は春キャベツや山菜がならび、夏はナスやきゅうりの値段がさがって旬を感じることができます。
春は春キャベツや山菜がならび、夏はナスやきゅうりの値段がさがって旬を感じることができます。
そろったかたちで傷がほとんどない野菜を日々手にしているけれど、でもその姿はごくごく一部で、農家さんのたゆまない努力に支えられている。
さらに、私たちが普段目にする野菜は生産されている野菜のごく一部でしかない。
在来種というその土地でしか育てられていない種が数多く存在する。
そんな当たり前の事実を私は知らなかった。
長崎で農業を営む著者は数多くの在来種を育てる。それはその土地がながく受け継がれてきたものだ。
自分自身はただかだ50年くらいしか見守り続けられない。自分たちの祖先が何百年も育て続けてきたものを受け継ぐことだ、と著者はいいます。
その土地で長く育て続けられてきたものはおいしい。
自分自身はただかだ50年くらいしか見守り続けられない。自分たちの祖先が何百年も育て続けてきたものを受け継ぐことだ、と著者はいいます。
その土地で長く育て続けられてきたものはおいしい。
全国どこでも同じものを食べているのは実は不思議なことで、その土地土地のおいしさがある。そうした野菜を、その種を農家さんが守っている。
種を守ることを著者は種をあやすという。
その言葉がこころに残る。
その言葉がこころに残る。
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