『異性』/角田光代・穂村弘/河出書房新社/1,470円(5%税込)
ひとくくりに語ることは好きではないし、男も女も同じ人間だろう、とも思っている。が、的自体が違うところ(いや、違う次元?)にあって、射るどころか議論にすらならない「ずれ」を感じるのは、男女間で多いかもしれない。
ひとくくりに語ることは好きではないし、男も女も同じ人間だろう、とも思っている。が、的自体が違うところ(いや、違う次元?)にあって、射るどころか議論にすらならない「ずれ」を感じるのは、男女間で多いかもしれない。
で、この本。以前、黒川伊保子氏の『 恋愛脳 』(新潮社刊)を読んで、男と女では冷蔵庫内で目の行くところが違うらしい、と知ったときほどの驚きはないのだが、おもしろい。なるほど、どうやら「異性」とは異なるところが多く、「同性」とは、一般化して語ることを好まない自分でも、思考回路が同じところが多いらしい。友人らと飲みながら語り合っているような気分で、うなずいたり、へぇ、と思ったりしながら楽しく読み進められる本。
上記の黒川氏の本同様、読むと身近な異性に対して「しょうがないなぁ」と思える場面が、いまより少し増やせるかもしれない、かな。
文/ アトレ目黒店・HI
>>6/7(木)の記事でも『異性』をご紹介しています。
あわせてご覧くださいませ。 (本の泉スタッフ)
上記の黒川氏の本同様、読むと身近な異性に対して「しょうがないなぁ」と思える場面が、いまより少し増やせるかもしれない、かな。
文/ アトレ目黒店・HI
>>6/7(木)の記事でも『異性』をご紹介しています。
あわせてご覧くださいませ。 (本の泉スタッフ)