ひとりの双子『ひとりの双子』/ブリット・ベネット/早川書房/2,310円(税込)外部リンク 
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現代アメリカの小説が好きでさまざま読んできましたが、日本人には非現実とも思える悲劇や事件を通して心を変容させたり、成長させたり、旅したりする小説が多いなあと勝手に感じてきました。

人の苦悩もよろこびも、幸福もかなしみも、国が変わろうが人種が違えども、変わることはないはず。ただ日本の小説とは描き方が違うなあ、と。

人間の内側が深く描かれていなくても、知らない大きな世界を旅するような気分になれることが私にとっての現代アメリカ小説の魅力でした。
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