『キップをなくして』/池澤夏樹/KADOKAWA/704円(税込)
最初に読んだのはいつだったろう。夏になると思い出す小説。
切符をなくして「駅の子」として暮らす子どもたちのファンタジー。
交通系ICでピピっと改札を通るようになって久しいけれど、この物語はいつまでも古びない。
冒険、幼い心の在りよう、生と死。心温まったり、さびしくなったり、ちょっぴり苦しくなったり、心を揺らしてくれる物語。
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冒険、幼い心の在りよう、生と死。心温まったり、さびしくなったり、ちょっぴり苦しくなったり、心を揺らしてくれる物語。