過去の「本の泉」

「堀江敏幸」の記事一覧



『その姿の消し方』古い絵はがきの詩の作者を追って

その姿の消し方『その姿の消し方』/堀江敏幸/新潮社/1500円+税外部リンク 
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20年くらい前に当社を退社して、年賀状だけ続いている友人の今年の年賀状には、「堀江敏幸の新刊が出ないかなあ」とありました。明るく、さっぱりした気性の彼女が、堀江敏幸が好きなんだ、とちょっと新鮮に感じました。
この本が出て、彼女も喜んでいることと思います。

この本は13章から成っていて、目次を順番に追うと、「波うつ格子」「欄外の船」「履いたままお前はどこを」・・・とあります。これだけでイマジネーションが刺激されるというか、詩のようだとは思わないでしょうか。小説なのか、事実を書いたエッセイなのか、端正でありながら、たゆたうような作品です。 [ 続きを読む ]



『もののはずみ』 作家のがらくた愛

mononohazumi『もののはずみ』/堀江敏幸/小学館/570円+税外部リンク 
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著者が集めた、主に小さな「もの」たちのエッセイ。

著者は子供のころから、日用品・文房具・雑貨・家電など、ともかく「もの」に惹かれたらしい。
その習癖は大人になっても変わらず、なのだが、著者の集めるものは、最新式のものや、便利なものではない。 [ 続きを読む ]



『なずな』 

なずな『なずな』/堀江敏幸/集英社/1890円(5%税込)詳細
なずなは女の子の名前。乳飲み子ですが、わけあって現在育てているのは40代独身の伯父さん。
なかなか大変ながら、穏やかな日々のなかで、なずなはミルクを飲み、おむつを替えてもらい、眠り、泣き、おならをし、ほうと声をあげ、何かをじっと見たりして、大きくなってゆく。
それだけで、周囲の人を巻き込みながら。 [ 続きを読む ]



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