過去の「本の泉」

「岸本佐知子」の記事一覧



『掃除婦のための手引書』人間の愚かさへの愛情。

929『掃除婦のための手引書』/ルシア・ベルリン:著 岸本佐知子:訳/講談社/2,420円(税込)外部リンク 
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煙草をくゆらせながら、アンニュイな雰囲気を漂わせている表紙の女性のイメージがこの本をすべて体現しています。
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出不精作家の思い出を巡る旅『死ぬまでに行きたい海』

死ぬまでに行きたい海『死ぬまでに行きたい海』/岸本佐知子/スイッチ・パブリッシング/1,800円+税外部リンク 
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“超”どころか、“鬼”がつくほど出無精な著者による、ふと思い立って出かけた町や思い出の地をめぐるエッセイ。 [ 続きを読む ]



『罪と罰を読まない』新しい読書のすすめ

320『罪と罰を読まない』/岸本佐知子・三浦しをん・吉田篤弘・吉田浩美/文藝春秋 文春文庫/700円+税外部リンク 
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タイトルを見たときは「書評集かな」と思いました

『罪と罰』は名作の象徴で、つまりは
「(罪と罰のように)教科書には載らないけど深くて面白い」的な本を紹介しているのだろう、と
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『最初の悪い男』 世界は生きるに値するか

150『最初の悪い男』/ミランダ・ジュライ:著 岸本佐知子:訳/新潮社/2,200円+税外部リンク 
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独特の生活ルールを持って閉じた内面世界を静かに生きる中年独身女性シェリルの家に、上司の娘、肉感的な美人で傍若無人なクリー(しかも足が臭い)が転がり込んできたことから始まる驚きの物語。

うまくいくはずがないまったく性質の違うこの二人の女性たちの出会いに「いい話」を期待してはいけない。
文字通りぶつかり合いながら思いもよらない方へ二転三転していく関係に驚き、いい意味で裏切られる。
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『なんらかの事情』 6年に1度のたのしみ。

334『なんらかの事情』/岸本佐知子/筑摩書房/600円+税外部リンク 
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翻訳家でもあり、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞している岸本佐知子のエッセイ集。
が、そもそもこれはエッセイといえるのか?
心にモヤモヤが残る短編小説のような?
ニヤニヤしてしまうユーモアエッセイのような?
一風変わったファンタジーのような?
そんな一冊だ。
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