『その手をにぎりたい』/柚木麻子/小学館/1,365円(5%税込)うわあっ、大好き! もともと、柚木先生の作品は、少しの毒と女の子の何と言うのか、そうだ、そうだ、それなんだよ!という気持ちが等身大に描かれていて、大好きだったのですが、今度の作品も見事ハートを射抜かれました。バブル世代の自分は、イタくて切なくて涙を流しながら読んでしまいました。
80年代、OLだった青子は、上司に連れられてきた銀座の一流の鮨屋で、運命的な出会いをします。そして、座るだけで三万円の鮨屋に心の底から魅せられ、故郷に帰るはずだったのに東京に居残ることに決め、今度は自分で稼いだお金でその鮨屋に通おうと、不動産業界へ転職することにします。そこからの青子の10年が、バブルという夢のような時代とともに描かれています。 [ 続きを読む ]


悠木: さあ、またもや直木賞の季節がやってまいりました。
年末年始を一緒に過ごす本は決まりましたか?




