209『望み』/雫井修介/KADOKAWA 角川文庫/680円+税外部リンク 
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夏休み明けの9月のある日、高校1年の息子 規士が家に帰ってこない。
連絡がつかずに心配していた矢先、規士の友人が遺体で見つかった。

事件に関与していると思われる少年は3人。逃走を目撃されたのは2人。行方不明になっている息子は加害者なのか、それとも被害者なのか。
真相もわからない中、躊躇なく押し寄せるマスコミ。遠慮のないネットの書き込み。
父親の一登は社会的抹殺を恐れて加害者ではないことを望み、母親の喜代美は唯々、命あることを願う。
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