488『桃を煮るひと』/くどうれいん/ミシマ社/1,760円(税込)外部リンク 
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くどうれいんさんの食エッセイを読んでいると、何時間もお茶をしながら、「そういえばさあ」なんて何気なく友達とおしゃべりしている感覚になる。

美食ではなく、生活の中の食について書かれていて、無性にカリカリ梅が食べたくなる衝動や祖母の家の畑でとれる野菜の記憶、なぜか桃を煮ていると、家族や同居人が「桃を煮ていますね」と声をかけてくること。
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